愛媛県松山市の就労継続支援事業所

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末端冷え性の末路

利用者のJOです。
 前回、私は「毎朝の準備体操では力を入れずに、筋肉のポンプ作用を引き出すことが大事だ」と書きました。手足をブラブラさせたり、足首を回したり、グーパーしたり。さらに、日中も軽い動きを取り入れて血流を促すことが効果あるんじゃないか、と。
 そして今、「よし、これで私の手足もポカポカになるぞ」と意気込んでおります……って、正直そんなに甘くない、他の方ならいざ知らず、私の冷え性はそんな事くらいで劇的な改善があるとは思っていません。

 これまでもいろんな工夫をしてきました。靴下を二枚履き、モコモコのスリッパ。使い捨てカイロを貼り、電熱ベストも買いました。低めの温度で長時間の半身浴も。にもかかわらず、改善の道は遠い。

 そして、結局は他の方法すべてを凌駕する——コタツに頼ってしまうのです。あの魔性の暖房器具には抗えません。
 最初はきちんと座ってテレビを見ているのですが、次第に姿勢が崩れ、肘を立てて頭を支え、やがて腕枕。手がしびれたら座布団を四つ折りにして枕代わりにし、その頃にはもう全身がコタツの中。こたつの中に人をズルズルと引きずり込む妖怪がいるのか、それともこたつそのものが妖怪?生気を奪われ、正気さえ失い、気を失うように熟睡してしまう……。

 最近、「人をダメにするソファ」とか「人をダメにするクッション」なんて商品コピーをよく見かけますが、こたつは“人をダメにする”頂点に君臨する絶対王者だと思います。誰も勝てねーよ。そんなコピーすらいらねーよ。

 そして案の定、そのまま朝まで寝てしまい、風邪をひく。私は永遠の敗者。

 末端冷え性の末路でした。

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