愛媛県松山市の就労継続支援事業所

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デフリンピック閉幕

利用者のJOです。

 開催期間中、何度かデフリンピックについて書いてきましたが、11月26日に無事に大会は閉会式を迎えました。東京での開催は史上初めてであり、100周年という節目の大会でもありました。そんな特別な舞台で、開催国である日本は過去最高となる51個のメダルを獲得しました。金16、銀12、銅23という数字は、日本のデフアスリートたちはもちろんサポートの方々が積み重ねてきた努力の結果だと思います。

 「地の利」もありました。ただ、ここで言う「地の利」は、単にホームとアウェーというだけではありません。デフアスリートの多くは職業を持ちながら競技を続けていて、海外遠征を頻繁に行うことが難しい環境にあります。サポート体制も充分とは言えず、スタッフや通訳、コーチの帯同も簡単ではありません。そうした事情から、海外開催の大会では全種目に選手を送ることさえ難しい状況が続いていました。

 けれど今回、東京で開催されたことで初めて日本は全種目にエントリーすることができました。それは、移動負担や、選手や大会役員、ボランティアの方たちの仕事との調整、などすべて重なってろうコミュニティ全体が選手を支えられる状況にしていくことが出来た結果です。いわば、日本のろうスポーツ界が“本来持っていた力”をようやく大会の場で正しく発揮できた、ということかもしれません。

競技面では、水泳や空手をはじめ、陸上、卓球、テニス、バレーボール、バスケットボールなど幅広い種目で金メダルを獲得しました。サッカーは男女とも銀メダルと、惜しい結果でしたが素晴らしい戦いだったと思います。

 ただ、競技のテレビ中継は地上波もBSも番組はなくYouTubeで見られるだけでした。それでもニュースなどでは取り上げられ、デフスポーツに対する理解が少しでも広がったのではないでしょうか。

 閉会式はYouTubeで見ることができます。

ニュース版(1:39)

完全版(1:29:30)

 なお、次回の開催は2029年、場所はギリシャと発表されました。

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